Michibiki 1R
みちびき初号機後継機の概要
みちびき初号機後継機は、2010年に打上げられたみちびき初号機の後継となる衛星ですが、設計のベースは初号機ではなく、2017年に打ち上げられたみちびき2号機、4号機です。これまで初号機~4号機が行ってきた衛星測位サービスや高精度な補強サービスなどを提供する役割を引き継ぐと共に、より安定したサービスの提供に取り組んでいます。
ミッション機器
みちびき初号機後継機は、下図のようにL帯平面アンテナ、L1Sアンテナ、及びL5Sアンテナの3種類のアンテナを搭載しており、地上に向けて測位信号を送信します。
みちびき初号機後継機 主要諸元
質量 | ドライ 約1.6t、打上げ時 約4.0t |
寸法 | 収納時 約5.4m×約2.9m×約2.9m、翼端間 約19m |
標準衛星バス | DS2000 |
測位信号 | L1-C/A, (L1-C/B (*1)), L1C, L1S, L2C, L5, L5S, L6 |
L帯アンテナ | パッチ方式(*2) |
軌道 | 準天頂軌道 |
設計寿命 | 15年以上 |
打ち上げロケット | H2A202 |
(*1) L1-C/AコードをBOC(Binary Offset Carrier)変調して送信する信号
(*2) 平面形状のアンテナ素子を配列したアンテナ
みちびきの概要
みちびき(準天頂衛星システム)の概要は以下のページよりご覧いただけます。